売買契約の流れ、注意するポイントをしっかり把握しよう!

不動産屋さんにとっては日常であってもお客様にとっては一生に一度の契約であることも多い“不動産売買契約”。本日の投稿では売買契約の流れと注意するポイントについて述べていきたいと思います。

まず以下が不動産を購入する流れとなります。

①スーモなどのポータルサイトや不動産屋のホームページを見てお問い合わせ

②店舗で資金計画や物件情報を確認 ※ここは省略される時もあります

③気になる物件を内覧

④これだという物件が見つかったら売主にお申し込みを入れる

⑤住宅ローンを使うなら事前審査を通す

⑥事前審査が無事通れば手付金を入金

⑦売買契約

売買契約後も住宅ローンの本審査や銀行との金銭消費貸借契約、物件お引き渡しといった手続きがありますが、そちらについてはこちらの投稿をご覧ください。↓

それでは売買契約前の注意するポイントについてご説明します。

まず注意するポイントとしては⑤の事前審査が通らなければ⑦の売買契約に進めないということ、ですので同じ物件の購入を希望するお客さんより④のお申込みを先に入れたとしても⑤の事前審査が通っていなければ、ほかの物件希望者に物件を取られてしまう(購入されてしまう)可能性があります。そのため事前審査はお気に入りの物件が見つかっていなくても同価格帯の物件で通しておくことが重要です。そうしておけば申し込みを入れた物件が事前審査を通した物件より低い金額の物件なら売主さんがその承認通知でOKを出すこともありますし、物件を変えて事前審査を出す時もスムーズに対応することが可能となります。

次に重要なポイントとして、売買契約の前に“売買契約書”と“重要事項説明書”の内容をしっかり確認すること、です。売買契約書と重要事項説明書は売買契約が決まってから作成されることも多く、売買契約前日に完成してお客様が確認する間もなく売買契約当日を迎えてしまうということも多々あります。

不動産屋さんも一日でも早く契約したいがため、売買契約を急かしてくるかとは思いますが、売買契約書と重要事項説明書は事前にしっかり確認して、わからない内容は一つ一つ不動産屋さんに確認を取るということを行うようにしましょう。

最後に最も重要な事項として、②の資金計画とも繋がりますが、登記費用や住宅ローンの諸費用を含めた総支払額を確認しておくことです。物件を購入する際に必要となるのは手付金を含んだ物件価格だけではありません。登記費用、司法書士報酬額、印紙代、住宅ローンの諸費用などの必ず必要になる費用のほか、不動産屋さんによっては住宅ローン代行手数料などが発生する場合もあります。自己資金+住宅ローン借入額が総支払額に足りない事態になると大変なこととなりますので、しっかり総支払額を不動産屋さんに確認するようにしましょう。

諸費用の内訳については以下の投稿をご参照ください↓

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